うつ病の経過[休職一年目]
休職して一年間、私の体調は人生について悩んだことで乱高下しました。
休養期
最初の1ヶ月は、申し訳無さでいっぱいでした。
「世の中にはもっと大変な人がたくさんいる。私はこんなに恵まれているのに情けない。本当に苦しんでいる人に申し訳ない。職場の人に申し訳ない」と自分を責めました。
体を動かす元気がないけど眠ることも出来ない。何にもやる気がわかず暇つぶしも出来ない。早く夜が来て、今日が終わればいいのにと思って過ごしていました。
2、3ヶ月経った頃には、多少回復し、本が読めるようになりました。
うつ病の人のエッセイを読んで、自分の良くなかったところを振り返るようになりました。
回復期
4ヶ月目にはある程度普通に過ごせるようになり、復帰に向けてリワークへ通うようになりました。
認知行動療法やコミュニケーショントレーニングはとても参考になりましたし、作業療法士さんも親身になって相談に乗ってくれて、私の体調は上り調子によくなっていきました
3ヶ月間問題なくリワークに通所できたので、復帰の可能性が出てきました。
混乱期
休職から7ヶ月、ついに会社と復帰面談を行いました。
ところがこの面談を機に、私はまた体調を崩しました。
会社に行って復帰後の具体的な仕事内容を聞いた途端、急に「戻りたくない」という気持ちが出てきました。
私の心は辛かった経験を乗り越えたのではなく、辛かった記憶を「忘れていた」だけでした。
もう会社には戻れないと思い、早く次の行きべき場所を見つけなきゃと思って、焦って転職活動をはじめました。面接を終えるたびに精神を疲弊しました。当然上手くいきませんでした。
この辺りは、本当に迷走していました。
自分が何をしたいのか?人生に何を求めているのか?わからなくなり、早く悩んでいる状態を脱出したくて、焦って次の目的地を決め、「私はこの仕事がやりたいんだ」と思い込もうとして動き回り、ぐったりしました。
また、リワークの通所仲間の方と仲良くなったことでアドバイスを受けることが増えたのですが、これが更に私を迷わせました。
相手の方が私のことを考えて言ってくれてるとわかるので、それが正しいことだと思ってしまうのですが、やっぱり心が納得しません。
様々なアドバイスや情報に翻弄され、私の心は迷いに迷い、その疲労がダイレクトに体に来ました。
絶不調期
休職から11ヶ月後、私の体調が今までで一番崩れました。
布団から出ることすらできなくなりました。時間だけが無意味に過ぎていきました。
そんな日々が2週間ほど続き、悩むのに疲れた私は、先のことを考えるのを止めました。
今したいと思うことを存分にしよう。
先のことはまた回復したら考えればいい。
そう思えるようになりました。
これから
ここまで悩んで悩んで悩み抜いてようやく、私は自分の一番奥深く、常識も理性も取り払った本心のみに向き合おうと思えるようになりました。
この結論にたどり着いて私の得た気づきを、ブログに書いていきます。