スローライフを生きる~入社2年目でうつ病になったHSPの話~

内向的でHSPの気質を持った20代OLのブログ。今は人生の立て直し中。

自分の幸せは自分でもなかなかわからない

 私は比較的良い会社に就職しました。不況とはいえ、それなりに安定しています。高水準の給与がもらえるし、窮屈だけどしっかりした年功序列制度もあります。やりたい仕事は出来ないし、結果を出しても出さなくても大して変わらないけれど、世の中の平均と比べればホワイトな待遇のはずです。恵まれていると思っていました。

 しかし、心はじわじわとストレスに蝕まれていきました。私が求めていたのは、安定や、指示された通りに動けば評価される環境ではなかったようです。

 自分のことって自分でもわかっていないものなのだと思いました。
 なぜわからないのか?その理由を、私は以下の2つだと思っています。

 

 

①世間一般で語られる「幸せ」を刷り込まれているから。

 豊かな生活を送ること、家庭を築くこと、多くの友人を得ること、日々の生活を充実させること、成功者となること…ありとあらゆる場面で、日々私達は「幸せとはこういうものである」と刷り込まれています。誰かが定義した幸せを、メディアや両親、周囲の人々が皆口を揃えて語るので、自分でも、「これが幸せなんだ」と思って、幸せになろうとします。

そして、いざそれを手に入れた時、虚無感に襲われます。
「おかしい、幸せになったはずなのに、心が満たされない。辛くて苦しい」と思います。これは、世間一般の「幸せ」と自分の「幸せ」は必ずしも一致しないからですね。


②常識に囚われ、無意識に、素直な欲求に蓋をしてしまうから。

 

 子供の頃は、いくらでも自由に夢を描けました。どんなに現実感のない夢物語でも可能です。

 しかし、成長して現実が見えてくるに連れ、凡人の自分には無理だと諦めてしまうのです。「労働とは辛いもので、好きなことが仕事にできる人なんて限られているんだ」と多くの大人が口を揃えて言うので、そういうものだと思ってしまいます。私も父がそういう考えの人で、自分の望む働き方を話したらワガママだと笑われました。
 現実と自分をすり合わせることが大人であると思い、自分の本心を押さえつけてしまいます。我慢することが当たり前だと思うようになってしまうのです。

 

 そこで、私は自分の幸せを見つけるために、常識や実現性を全て一旦脇に置き、どんな生活がしたいか、何をしたいか考えてみることにしてみました。どれだけワガママで子供っぽい欲求でも、素直に認めて書き出しました。

 

【私が望むこと】

・自分の得意を活かして仕事がしたい。文章に携わる仕事がしたい。人の役に立ちたい。誰かの心の支えになれるようなものを世に送り出したい。

・化粧したくないしストッキングもヒールも履きたくない。ジーパンで過ごしたい。毎日決まった時間に起きて決まった時間に電車乗って決まった時間に会社行くのが嫌だ。日々に変化がほしい。というか正直通勤したくない。家で仕事したい。

・日常的にはあまり人に会いたくない。できるだけ1人でいたい。
(他人に過剰に気を使ってしまうので)

・自分のペースで仕事したい。一定の期間を与えられ、自分で計画立ててコツコツ進めるのが一番好き。それなりのスパンが欲しい。今日はガッツリやって明日はちょっとゆったり、とか調整したい。

・週4日勤務がいい。2日頑張って休み、また2日頑張って休みがいい。

・あったかいお布団でぐっすり眠りたい。1日7時間以上眠りたい。

・アニメや漫画、小説などの物語の世界にどっぷり浸かって生きたい。趣味は好きなだけ楽しみたい。

・推しに貢げる財力と、ガチャに課金できる資金力は欲しい。ちょいちょい旅行も行きたい。

・悪口おばさんがいない環境が良い。職場の人にはプライベートに干渉されたくない。飲み会は嫌い、行きたくない。お酒も飲めないし、料理はどこも代わり映えしないワンパターンおつまみだし、楽しくないのに時間とお金を消費されるのが苦痛過ぎる。

 

 我慢することに疲れたので、これらのことが極力叶えられる生き方はないのか模索してみます。ワガママに生きます。

 

 いま、理由はわからないけど幸せを感じられない人、今の生活を変えたいけど何がしたいのかわからない人は、一回常識をすべて捨て、自分の本心を聞いてあげる方法を試してみたら、何か見えてくるかも知れません。

 一緒に自分の人生を生きるため、素直な気持ちをさらけ出していきましょう。