境地開拓型について
境地開拓型という言葉は、中村あやえもんという方の著書、「内向型の生き方戦略」で使われています。
私はこの本を読んでめっちゃくちゃに泣きました。
ここで書かれている内向型の特徴が自分過ぎるんですが、私はずっとそれを短所だと思っていて、人と同じことができないのがコンプレックスだったんです。ゼミの顔合わせとか、歓迎会とか、慣れない人同士の飲み会に行く度上手く喋れなくて、「私本当に社会性ない…。コミュニケーション能力ない…」と落ち込んでました。
それが、この本では全てを「そういう個性なだけです」と詳しく分析しながら書かれていて、受け入れてもらえたような気がしました。自分を許しても良いんだと思えました。自分だけじゃなかったんだ、私はこういう人ですって開き直っても良いんだって思えて、1ペ―ジ1ページめくる度に涙が止まらなかったんです。
泣きすぎて頭が痛くなったので何回か小分けにしないと最後まで読めませんでした…笑
感想のメールを送ったところ大変おおらかで優しい方で、本の内容を紹介する許可をいただきました。ありがとうございます…!
私がこの本で特に良いなと思ったのは、内向型(境地開拓型)の特徴だけでなく、外向型(社会維持型)の考え方もしっかり分析されている点です。過去のエピソードで腑に落ちたことが多々あり、「あーあの人達ってこういう感じだったんだ」と未知のものへの恐怖が和らいだように感じました。
境地開拓型と社会維持型の違いをざっくりまとめるとこんな感じです。文字小さくてすみません。
境地開拓型は全体の2割しかいない少数派です。
… …待って、これって、ほぼHSPなのでは?
これで過去の様々なことが腑に落ちましたよ。社会維持型にとって、境地開拓型って「よくわからない異質なもの」に見えていて、和を乱す不穏分子と捉えられるんですね。彼らには刺激に鋭い人の痛みがわからないっていうのもすごく納得した。彼らには「これくらい言っても大丈夫だろう」という基準があって、その基準が境地開拓型にとっては完全に超えてはいけないラインなので、えらい傷つくんですね。
本の後半は、境地開拓型の生き方はどうすれば良いか書かれています。
下手に周りにあわせようとして、社会維持型に歩み寄ろうとすればするほど傷つく恐れがあるんですね。もちろんどちらか一方に傾いていない方もいるでしょうし、境地開拓型を理解してくれる社会維持型も、ある程度うまくやれる境地開拓型もいると思います。
でも、耐えられない人は社会から外れていい。自分の「好き」を突き詰めて、今まで社会の中で頑張って得てきた地位や身分も手放して、冒険して良い。
境地開拓型と思われる著名人としてアインシュタインやエジソン、ココ・シャネルが上げられていました。成果が上げられなければただの負け組、結果を出したら成功者。彼らは見事、自分の境地を開くことが出来たんですね。
私はめちゃくちゃ心配性なので、やっぱりリスクを負うことは怖いし、今まで頑張って努力して得た学歴や安定した生活を手放すのは不安なのですが、そういったしがらみを全部捨てたら、どんなに楽になれるだろうとも思います。
内向型が境地へ向かうもっと具体的な方法は、こちらで詳しく説明されています。
最初は利益を考えず自分の好きを発信していけば、思いがけないものが誰かの価値になるものだ、という部分がすごく刺さりました。
ブログを始めたのはこの本の影響もあります。いきなり賭けには出ず、幸せに生きるための種を撒いていきたいと思います。