【リハビリ】①散歩の楽しみ方

　ある程度活動できるようになったら、リハビリをしろとよく言われます。１番お手軽に体を動かすのは散歩なのですが、初めは家の周りをぐるぐるするだけってすごく退屈でヤル気になれませんでした。

　そこで、どうしたら散歩を楽しいと思えるか、私が試したことをご紹介します。

　
目的地をつくる

　何の目的もなく家の周りをぐるぐるするのが退屈だったので、近所の神社をはしごするルートを作ることにしました。
　5円玉を多く入れた小銭入れをポケットに突っ込み、Googleマップで「神社」を検索。意外とあちこちにあるので、今日は北方面の神社、明日は南方面の神社、と分けてみると予定も出来て結構楽しい。もともと神社の由緒とかご利益を知るのが好きなので、看板等をしっかり見てからお参り。お願いごとはもちろん病気平癒と人生についてですわ。初めていく神社ではだいたいおみくじも引きます。願い事と内容が合っていたり、良い結果が出た神社はお気に入り認定します(⌒-⌒)
　神社の公式HPに行くと、大体神様の逸話について説明があるので、家に帰ってから調べてみるのも楽しいです。

　大きな公園に行く

　かなり元気のある時じゃないと出来ませんが。お天気の良い日は、大きな公園に行くと気持ち良いです。病気になってからというもの、妙に自然に心惹かれるんですよね。緑に囲まれていたり、大きな池の水を見ていると、なんか、すごいしみじみ来るんです。時間の流れがゆっくりしていて、働いてるときとか、家でぐったりしているときと全然違っていて。どんなに発展しても本能的に自然を欲しているんですかね。
　私は東京暮らしなので、上野恩賜公園、代々木公園、新宿御苑、井の頭恩賜公園、皇居などに行きました。せっかくなら有名所を回ろうと思いまして。他に広々と歩ける場所としては、明治神宮や上野動物園も良かったです。

　実家に帰って療養していたときは、家族に車を出してもらって湖のほとりを歩いたりしていました。

　プチ冒険

　最後に、「家の周りをただぐるぐるしていてもつまらない、目的地コースも飽きた…」と思って、全く知らない住宅街の中を行けるだけ歩いてみる、というプチ冒険をしてみることにしました。なるべく細く奥まった通路に入り、適当なところで曲がってブラブラ歩きます。疲れてきたらGoogleマップで帰宅経路を検索。近所でも特に用事がない道って歩かないので、なかなか新鮮でした。かなり歴史のありそうな家？があったり、この辺は自転車で子供を送ってるお母さんがいっぱいだな、とか、たまに可愛い犬の散歩をしている人がいてラッキーと思ったりとか。

　何よりも、お猫様と遭遇したときの幸運感が半端ないのですわ。
　目の前をとててーっと走っていくお猫様を見かけると、近くに行ってみます。そこでくつろいでいる場合もあるので、写真をとらせてもらいます。

　<お猫様とコンタクトを取るときに気をつけること>

　①普段より動作を遅くし、ゆっくりと近づきます
　②薄目で、お猫様全体を見るようにします（目を合わせるとケンカの合図なので）
　③一定のスペースを取ってしゃがむ。絶対に手が届く距離にはいかない。
　④何度もゆっくりと瞬きをして、「あいさつ」してみる。

　こうすると最初は警戒している猫ちゃんも、だんだん落ち着いてくれます。あくびや毛づくろいをしたら安心している証拠！中には瞬きを返してくれる子も！

　そして写真を撮らせていただきます。しばし一方的な話しかけ会話を楽しむのもアリ。

　私が出会ったお猫様方。

耳カット(去勢・避妊済みの印）されているので、地域猫さんだと思います。また会いたい！