【信長の忍びと見る、麒麟が来る】1~5話感想

 2020年大河ドラマ麒麟がくる」。今まで歴史に詳しくないので大河ドラマってちゃんと見たことが無かったのですが、「信長の忍び」で予習した今は別。

 光秀が主役と言うことで、2年前からワックワクしてました。「信長の忍び」シリーズと共に、感想を書いていきます。

 

 

第1話 伏線のバーゲンセール

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 (引用画像:重野なおき明智光秀放浪記』白泉社,2019年,5頁)

1話は伏線のオンパレードでしたね。
・鉄砲の名手となる光秀が鉄砲をゲットしに京へ。
・出だしから父にディスられまくる高政(義龍)。
・京へ行く途中、金を巻き上げてる悪僧(石山本願寺の伏線?)
・後に光秀が焼く京が火事。

 まさかこのタイミングで松永久秀と顔を合わせるとは、大胆な脚本。大河って結構自由に脚本組んでOKなんですね。 光秀は青年期の記述が少なく謎に包まれていることと、諸説あることで話が作りやすいのかな?



第2話 さすが美濃のマムシ、えげつない

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(引用画像:重野なおき 信長の忍び1白泉社,2009年,91頁)
 2話はお茶殺人事件が全て持っていきました。
 娘の旦那を平気で毒殺するマムシ。土岐頼純も、さっきまで裏切りを糾弾してた相手が立てた茶を飲むなよと思いますが、そこは潜り抜けてきた修羅場の数の差と、若さなんですかね。調べたら実際に道三毒殺説があるらしい。
このとき
斎藤道三 53歳
土岐頼純 23歳
帰蝶 12歳
 なるほど30も下の若造だったのですね。マムシからしたら赤子の手を捻るようなものかもしれない。しかし12歳にして娘をバツイチにさせるとは、なかなか鬼畜なパパ。

f:id:Sasano:20200323113420p:plainこの回を見てから兄が頻繁に送ってくるスタンプ



 今回描かれた加納口の戦いは1547年。信長パパ・信秀は36歳。13歳の信長は参加してないけど、1年前に元服してますね。

相手を油断させての奇襲。織田方の兵士の立場に立って見たら、「えっ休憩って話じゃなかったんですか!?グエー」って死ぬって死ぬに死にきれない気がする。

 そして光秀の年齢感も掴めてきた。諸説ありますが、『明智軍記』の1528年生まれを採用すると19歳。大学1年生くらいでこの優秀さ、さすが歴史に名を残す男ですね。

 


第3話 戦国時代は医者も命懸け


 職業柄、誰が病気でどんな状態か、重要な情報を握っていることになる医者。たしかに情報1つで戦況を左右することもあることを考えると、タダで返すわけには行かないのか。 しかし美濃のマムシ相手に取引を持ちかけられる東庵先生も流石ですね。

 そして義龍に不穏な伏線が。この時点だと光秀と義龍が随分仲良しで斎藤道三には反発心があるので、今後のことを考えると、光秀の葛藤にドラマがありそうですね。

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 (引用画像:重野なおき信長の忍び外伝 尾張統一記 3』白泉社,2017年,4頁)

  ちなみに「信長の忍び」の義龍は、息子の暗愚・龍興のキャラデザに合わせたせいか、ひげモジャでアレな見た目になってしまっている笑

第4話 後の天下人である

 

 農民の格好をして尾張に潜入する光秀。何とここで幼少期の家康(竹千代)くんともエンカウント。次々と重要人物と出会っていく、主役らしい光秀。

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(引用画像:重野なおき信長の忍び外伝 尾張統一記 1』白泉社,2014年,24頁)

 この後、尾張の使者に追いかけられますが、剣の腕も立つ光秀さんの敵ではなかった。ここで殺されてたら歴史が大きく変わっていたと思うと、光秀の生死に関わるイベント全てが分岐点に見えますね。

 また、何やら影から光秀を助ける人物の動きが。このあたりからネット上では菊丸忍び説が出てきました。みなさん鋭い。

 

第5話 NHK渾身のお色気回

 鉄砲職人・伊平次を探すために本能寺に来た光秀。今度は細川藤孝13代将軍・足利義輝とエンカウント。毎度豪華な顔ぶれですね。藤孝と義輝将軍は剣聖・塚原卜伝に剣を学んだ剣豪。そんな藤孝と互角にやりあえる光秀さん、やっぱり常人離れしてますわ。

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(引用画像:重野なおき 信長の忍び 3白泉社,2010年,28頁)

 そして再び松永久秀の手助けを受けながら、伊平次にたどり着きました。久秀がいろいろと危険な男だとわかっている立場から見ると、近づきすぎる光秀にはヒヤヒヤするんですが、今の所順調ですね。

 遊郭でいきなり扉をガラッと開けて、伊平次じゃなかったから「すまん、続けていいぞ」と去っていくシーンが一番笑いました。続けられるか笑