【幸せになるためのハウツー本】妖怪女子ウォッチ
20~30代の女性に大人気のブロガー、ぱぷりこさんの著書です。
このタイトルを見て「自分には関係ない」と思うなかれ。
恋愛にフォーカスしていますが、この本の実態は「幸せになるための自己分析ハウツー本」です。
タイプの分類
本作は、幸せな恋愛ができない、なぜか満たされないという18のタイプの女性を紹介しています。大まかな分類がこんな感じ。
・他者の評価に依存しているタイプ
…承認欲求が強く、「他人から羨ましがられる、チヤホヤされる」が基準になっているタイプ。
例:ステータスの高い男と結婚することだけが目標、不特定多数にモテることが目標
【幸せになれない理由】
自己肯定感を得る方法が他人任せなので、チヤホヤされなくなった途端満たされない。自分の価値を感じられなくなる。
・自分で努力せず他人に丸投げするタイプ
…気持ちを言葉にして伝える、不安や恐れを自分で処理することなどが苦手で、自分の能力のなさを改善せず、相手に解決させようとするタイプ。
例:浮気の不安などから相手を強く束縛する、気持ちを察してくれない相手が悪いと怒る
【幸せになれない理由】
他者依存が強いので自立できない。相手が負担に耐えられなくなる。
・タスクが与えらないと行動できないタイプ
親や先生の言うことをよく聞いて優等生ルートを歩んできたが、それ故に「人それぞれで正解がないもの」を自分の頭で考えることが出来ないタイプ。
例:結婚したいが、恋愛の仕方がわからないので行動できない
【幸せになれない理由】
自分にとっての最適を選ぶ経験が不足しているので、なかなか人生をコントロールできない。失敗を恐れて行動が起こせなくなる。
・他者を利用して自己実現しようとするタイプ
…自分のコンプレックスを他人で解消しようとし、「なりたい自分像」を相手に叶えてもらう下心があるタイプ。
例:著名人や有名人に近づき、自分も特別な存在になりたい
【幸せになれない理由】
自力で頑張ることができないので、憧れの存在である他者の言いなりになってしまう。他人任せでどんどん自分の頭で考える力が失われていく。明確な上下関係ができしまうので、モラハラに陥りがち。
…どうですか?アラサー女性に限らず、身に覚えがあるものもあれば、「こういう人身近にいる」と感じるものがありませんでしたか?
ちなみに私が1番「こういう人いる!」となったのは「察してちゃん女子」です。
自分の気持ちや要求を言葉で伝えず勝手に我慢するくせに、「私ばっかり我慢してる」と被害者意識をつのらせる。相手が求めているかもわからない独りよがりの思いやりを押し付け、「私はこんなにしてあげてるのに感謝されない」と不満をつのらせる。本人は献身のつもりだが、実際は自己中心的。
これ、母です。
家族から頼まれごとをされたら「いいよ」と二つ返事するのに、後々で「私ばっかり大変!誰も気遣ってくれない!」と怒りを爆発させる人でした。そのときに断ってくれれば済んだ話なのに、何故か我慢する。「思いやりが足りない」と責められましたが、言葉にしてくれないと伝わらないよ…とずっと思ってました。
というか職場の悪口オバサンもこんな感じです。細やかなことに気がつくのは良いんですけど、別に自分でできるし「せっかくやってあげたのに」と責められるくらいなら何もしてくれないほうが100万倍マシ(lll-д-)。ありがた迷惑というヤツです。
よくも悪くも「女性」性に偏っている方あるあるなんですかね?
幸せになるためには
1,現実から目を背けない
2,利己的な自分を認め、理想や欲望を素直に把握する
3,他人に依存せず、自分で意思決定する
人は本心に蓋をしがちです。それは「現実的に考えて無理だから」と無意識に否定していたり、身勝手でワガママな自分を認めたくないから。けれど、無理をして自分を誤魔化していると必ず限界がやってきます。
結局の所、自分の足で立たない生き方は不幸にしかならないんですね。
本心を大切にしてあげていきましょう。