「耳を貸さなくて良い人」は存在する
自分に自信がない人、他人に気を使ってしまう人ほど、他人のアドバイスを聞こうとします。「私のために言ってくれているので聞かなくては」と思ってしまいます。だから惑わされます。迷います。
私は自分の個性を認め、それを守るために、無視して良い人を決めました。
こちらの意見に否定から入る人
この人との会話は全くの時間の無駄、傷つくだけです。
なぜか?それは、この手の人は「こちらの個を認めない人」だからです。
彼らは、私の意見が間違っていて、自分の考えこそ正しいと思っています。間違っているあなたを正してあげる、と善意のつもりでアドバイスしてきます。
これは、自分と異なるものは認めないということです。
私の個を認めてくれる人は「あなたはそういう考えなんだね。別の考えではこういうのもあるよ。参考にしてみてね」と、絶対に自分の意見を押し付けることはしません。こちらの考えも理解し、意見が違っても認めてくれます。
自分の意見と相手の意見が異なっている状態を維持してくれます。
否定から入る人は、ハナから私の意見を受け入れる気など無いのです。彼らの中では、いくら話しても私の意見は間違っているのです。
これはもう、コミュニケーションでは有りません。
だから頑張って自分の意見を言えば言うほど疲弊し、傷ついて終わります。無視することに決めました。
強い言葉で断言する人
こういう人の言葉はとてもはっきりしているので、一見頼もしく聞こえます。「ここまで断言するということは、きっとこの人の意見が正しいのだろう」と思ってしまいます。
しかし、こういう人は総じて、「視野が狭いだけ」です。
例えば、職歴において輝かしい経歴を持っている人は、よく講演会を開きますよね。彼らは自分の成功体験を語り、「正しい道」を示してくれます。
実際は、ただの一例に過ぎません。
成功する方法はひとつではありません。私達はみんな、得手不得手があります。Aの人にとって良かったやり方が、Bの人にとっても良いものであるとは限りません。各々の性格によって、合っているやり方というものがあるのに、彼らは「正解はひとつしかない」と思っています。
だから彼らの言葉を信じて、自分に合っていないやり方をすると、苦しくなるだけです。上手く行かないのは自分のせいだと思ってしまいます。
そういったことを理解している人は、やはり「こういった方法もあるよ」と、押し付けてきません。断言する人に比べて彼らの意見は弱く聞こえますが、こちらの可能性を考えてくれる故なのです。
強く断言する人の言葉に振り回されると、それだけ迷走してしまいます。
これも無視すると決めました。
自信満々に語る人
これも上記と同じです。「視野が狭い人」です。ただの井の中の蛙です。
より酷いのは、「上から目線でこちらを見下している」点です。
視野が広い人は、上を知っています。自分の位置を客観的に見ることができます。ありとあらゆる可能性を考えます。故に、謙虚な人が多いです。
そして、向上心があります。自分が未熟だと知っているので、新しいものを積極的に取り入れ、より成長しようとします。
自信満々に語る人は、優越感に囚われている人です。
ある意味幸せなことですが、自己を顧みない人、自分の正しさを疑わない人は、やっぱり他者を否定します。だって、自分こそが正しいのですから。
こういう人とは関わらないのが一番です。
以上が、私が判断した「耳を貸さなくて良い人」です。
極端に思うかも知れませんが、ここまでハッキリ線引をしておかないと、私は振り回されてしまうんです。
自分を守るための盾を作らなくてはいけません。
いつか確固たる自分を持てるようになったら、変えればいいのです。